情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

手描きアニメのキャラクタの顔は魅力的な表現のために、正確な投影ではない方法で描画されることが多く、3Dモデルから、これを実現するには3Dモデルの変形などの労力を有する。
そこで本研究では、顔3Dモデルの投影像を変形することで、アニメのキャラクタ風の見た目の顔画像の生成を行う。
アニメの顔画像と3Dモデルの顔の投影像に特徴点および顔の向きを入力し、顔の向き毎に、アニメのキャラクタらしい表現を説明する特徴空間を決定する。
3Dモデルの特徴を保持し、かつ、顔の向きが変化してもアニメ風強調の一貫性を保つような特徴空間間の投影法を提案する。