2X-02
非負値行列因子分解による睡眠時掻破行動時間の無拘束推定法
○高瀬真一,西尾啓汰,鏑木崇史,栗原陽介(青学大)
アトピー性皮膚炎患者について睡眠時の掻破行動時間は重症度を知る上で重要な指標である。しかし、睡眠時の掻破行動時間を得るためには、ビデオによるモニタリングや拘束性のあるセンシングデバイスで計測を行う手法が主に用いられている。筆者らはこれまでにベッドの足の下に圧電セラミックのセンサを設置し無拘束で掻破行動時間を求めるデバイスを提案してきた。本研究では寝返りなどのノイズ除去の目的でウェーブレット変換および非負値行列因子分解を用いる手法を提案する。本稿では、ウェーブレット変換と非負値行列因子分解の効果を検証し、被験者を用いてその推定精度について報告する。

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