2W-07
キャッシュサーバを用いる分散Webシステムにおけるスループットを用いたオートスケールアルゴリズムの開発と評価
○松田正也,最所圭三(香川大)
我々は,クラウド環境において負荷量に応じて仮想キャッシュサーバ数を増減させることで,応答性の確保と運用コストの低減を目指す分散Webシステムの開発を行っており,サーバの稼働率を用いたスケールアウトアルゴリズムを開発した.ここでの稼働率とは,Apache の最大同時処理数に対する現在の同時処理数の割合を指す.しかし,このアルゴリズムでは過負荷状態と判断した時点で応答時間が延びていることが多かった.本研究では稼働率の代わりにスループットを用いるオートスケールアルゴリズムを開発し,先行研究のオートスケールアルゴリズムとの比較実験結果について述べる.

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