2W-05
省電力化のためのMPTCPによるSDNを用いたスイッチ間帯域切り替え方式の実ネットワークでの検証
○木村亮介,木村成伴(筑波大)
著者の研究室では省電力化のためのMPTCPによるSDNを用いたスイッチ間帯域切り替え方式を提案している.この方式では,大学などの組織が所属する単一,または複数の拠点と,外部ネットワークを接続するために所有するSDNスイッチで構築された組織内ネットワークの消費電力を削減することを目的として,リンクで設定可能な低帯域と高帯域に加えて,通信を中断することなく切り替え可能な新たな中間帯域を提供する.本方式は,PCを用いて構成したOpenFlowスイッチによるネットワークでの通信実験により消費電力が削減されることを示しているが,実ネットワークで用いた場合でも有効であことを検証する必要がある.そこで本論文では,専用のOpenFlowスイッチを用いてネットワークを構築し,この上で通信実験を行うことで,本方式の有効性を確認する.

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