2W-04
UWSN のための異常値検知時における信頼性を考慮したルーティングアルゴリズム
○遠藤航太,木村成伴(筑波大)
水中の汚染や侵入検知のため,UWSN (Underwater Wireless Sensor Network) の活用が期待されている.ここで用いられるセンサノードは,ネットワーク全体の生存時間を長くするため,省電力化が求められるのに加え,水中無線通信で使われる音響通信は信頼性が低いため,重要度が高い異常値をシンクノードへ確実に届けることが課題となっている.
そこで本論文では,ネットワーク生存時間の延長を指向したメトリックによる経路選択に加えて,異常値を検出した際は,電力消費よりも信頼性を優先し,パケットを複数のノードに中継させるルーティングアルゴリズムを提案する.そして,シミュレーション実験を行い,提案方式の有効性を確認する.

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