2T-05
質問タイプの分類に基づく用例なし質問に対する応答生成
○磯西爽太,田中滉己,井上昂治,高梨克也,河原達也(京大)
対話システムが人間らしい対話を実現するためには,システム自身の趣味や嗜好といったプロファイル情報を設定することが有効といえる.プロファイルの一貫性を保つためには,想定質問とその応答の用例を用意しておく必要がある.しかし,用例がない質問がなされた場合,従来のシステムでは「お答えできません」などの画一的な応答を返してしまう.そこで,これらの質問を「個人情報」,「好み」,「習慣」などのタイプに分類し,それぞれに対応した応答を生成する.これにより,その質問をシステムが理解しているかのようにみせかける.実験では,自律型アンドロイドERICAを用いたお見合い対話コーパスにおいて提案システムの有効性を検証する.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会