2T-04
移行適格場の予測に基づくターンテイキング予測
○原 康平,井上昂治,高梨克也,河原達也(京大)
音声対話システムが円滑な対話を実現するためには,次に話者が交替するか否か(ターンテイキング)の予測が重要である.本研究では,ターンテイキングの予測において,移行適格場 (TRP)の情報を考慮する.TRPとは,話者交替が起こりうる箇所を指し,ターンテイキングのふるまいは,TRPか否かに依存すると考えらえる. TRPは客観的に定義できるため,予測が比較的容易である.提案モデルは,ニューラルネットに基づく二段階の予測を行う.はじめに,TRPの予測を行う.次に,TRP予測の結果を用いてターンテイキングの予測を行う.評価実験により,TRPの情報を用いることで,ターンテイキングの予測精度が向上することを確認した.

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