2Q-06
FPGAを用いたグラフに対する正規パス問合せの高速化
○三浦賢人,天笠俊之,北川博之(筑波大)
グラフ構造データから必要なデータを抽出する方法の一つとして正規パス問合せ(RPQ) が挙げられる.RPQはラベル付きグラフの中から,指定したパスで繋がれる始点・終点ノードを探索する問合せであり,パスの指定には正規表現を用いることができる.
ここで,近年のデータ分析での対象データの大規模化の傾向から,RPQ処理の高速化が求められている.
この課題の解決方法としてFPGAが考えられる.FPGAは任意の論理回路をプログラミングによって自由に実装できるデバイスであり,ハードウェアの並列性を利用した並列度の高い処理が特徴である.
以上より本研究では,FPGAを用いたRPQ処理の高速化を目標とする.