情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

形式手法である B-methodで記述されたソフトウェアはモデルと実装の組で構成されている。我々は細分化されたB-Methodのモデルに対応する細粒度部品を再利用することでソフトウェアを機械的に構築する手法を提案しているが、モジュール構造への対応はモデルのみにとどまっており、実装部分での対応が必要である。
再利用性を高めるために、細粒度部品は部品間の呼び出し関係をなくした状態である必要性がある。しかし結合する際には要求モデルのモジュール構造に合わせて部品間の呼び出し関係を部品に付与しなければならない。
本研究ではモジュール構造のモデルに対応した部品となる細分化実装を提案する。