2N-03
記号実行支援ツールの開発
○木村信一,劉 少英(法大)
本論文は記号実行によるプログラム実行経路の解析を支援するツールを設計・開発するものである。従来ツールではコマンドライン上の実行が主な手法であったため、今回はGUIによって実装することで操作や理解の簡易化を図り、記号実行によるプログラム解析技術の発展に貢献したいと考えている。
記号実行はプログラムの入力を具体的な値ではなくシンボル(記号)で表すことで、入力に対しどの経路を通ってプログラムが実行されるかを解析する手法である。
今回開発するツールでは入力にプログラムを受け取り、経路を解析しプログラムの出力をシンボルの含まれた式で示す流れを主な機能とし、全経路パターンを網羅して各経路に対応した入力のテストケースの生成機能も実装した。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会