2M-04
VRシステムでのHRTF選択方法の比較
○山本遼人,荻野正雄,片桐孝洋,永井 亨(名大)
VRで使用される音響技術は、視覚的な立体感に比べてディスプレイシステムで用いられる従来の技術であることが多く、音は頭内定位し、前後の誤判定も頻繁に起こるのが現状である。立体的な音を再現するには身体の物理的な特性を反映したHRTF(頭部伝達関数)を音源に作用させる必要があるが、HRTFは個人によって異なり、また計測するには無響室が必要となるなどコストがかかってしまう。このような背景から各個人でHRTFを測定するのではなく、中間的なHRTFの使用やデータベースからの選択などの研究がなされている。本研究では、これらの知見をVRシステムに応用し、方向知覚の影響や臨場感の変化などの側面からHRTFの選択方法の比較を行う。

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