2H-07
空間UIにおける活動ログを用いたグループの協働学習状態の推定
○黒宮寛之(東大),陳  彬(富士通研),戸上和正(東大附属中),日高一郎(東大),岡林桂樹(富士通研),山本義春(東大)
本研究はデジタル付箋システムの操作ログから学習者の協働的な行動を抽出し,グループ活動の状態を推定するモデルを構築した研究である.調査対象校では壁や机などの教室全体をデジタル化する技術である空間UIシステムを導入しており,本研究は空間UIの分析の一環として行われた.複数のモデルを比較検討した結果,ランダムフォレストによって机へのタッチ回数や付箋移動の回数などを用いてグループの活動状態(待機,個人作業,協働作業)を約79%の精度で推定することができた.このモデルを適用することで日常的に授業の状態を記録し,より良い協働学習につながるグループ活動状態の配分を統計的に解明することにつなげたい.

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