2H-03
自学学習中における脳波・視線の同時計測・分析システムの開発
○田村かおり,岡本 剛,大井 京,島田敬士,畑埜晃平,山田政寛,陸  忞,木實新一(九大)
教育者が新規の知識を教授するとき、学習者がいつどこで「つまずき」を感じたかを把握することは非常に重要である。しかし、学習後の主観評価や小テストだけで学習者の「つまずき」を詳細に推定するのは困難である。学習中のリアルタイムな応答や精神状態変化を計測できれば、適切な教授方法の開発に有用であると考えられる。本研究では、学習中の精神状態を反映する信号として、脳波および視線運動に着目し、学習者の脳波・視線の同時計測および信号解析を実現するシステムを開発した。本稿では、本システムにより取得した自学学習中の脳波・視線応答の結果例を紹介するとともに、生理応答計測の教授方法改善可能性について議論する。

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