1ZF-06
問題分類演習による数学の問題解決過程における誤り検出手法の検討
○周藤祐汰,高木正則(岩手県大)
数学の理解度を把握するうえで,問題解答後に間違えた要因を振り返ることが重要である.先行研究では,成績下位者は問題に間違えた要因に関する記述が少な
い傾向にあることが明らかになっている.その原因として,問題文の数学的な意味の理解過程が解答用紙に残らないため,答えを導き出す過程のどこで誤ったの
かを特定できていないと推察した.そこで,本研究では数学の問題解決過程における誤りの検出を目的とし,問題分類演習を提案する.また,問題分類演習をWeb
ブラウザ上で実施可能なシステムを開発し,大学の数学リメディアル科目で利用した.本稿では,授業でのシステム利用結果から問題分類演習で明らかになる誤
りを分析し,問題解決過程における誤りを検出する手法を検討する.

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