1ZC-04
隠消現実感基幹技術の高度化と適用対象の拡大(1) -形状変化や視野内移動を伴う動的な除去対象物体への展開-
○木引 諒,安田直樹,田村秀行,木村朝子,柴田史久(立命館大)
複合現実感(Mixed Reality; MR)技術の発展形として,実空間に存在する物体を視覚的に隠蔽・消去・透過する隠消現実感 (Diminished Reality; DR) の技術基盤構築を目指し,基幹要素技術開発を体系的に進めてきた.その基本形として隠背景事前観測型DRを据え,隠背景も除去対象物体も静的である場合から始め,MRよりも厳しい条件下で幾何学的整合性や光学的整合を達成する方法を提案し,研究課題を整理してきた.次なる段階として,除去対象物体の外観が時間的に変化したり,視野内で移動する場合に取り組んでいる.まず単一の動的物体に対して,視点位置固定の場合から始め,複数物体や体験者視点の移動(カメラワークあり)へと発展させてきたので,その結果を報告する.

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