1ZA-07
確率モデルおよびネットワーク科学によるパスワード使い回しリスクの定量的解析
○坂下航平,奥田隆史(愛知県大)
オンラインサービスの主な認証手段は,IDとパスワードのペアを活用することである.サービスを安全に利用するために,強いパスワードを設定し,それを適切に管理することが推奨されている.しかしながら,利用者の多くはわずかなパスワードを多くのサービスで使い回している.その結果,サイバー犯罪者は狙った相手のIDとパスワードを1つでも入手すれば,複数のサービスに不正アクセスできてしまうという状況が発生している.この状況を防止するには,利用者のパスワード管理意識を高めることが重要になる.そこで,本研究では,確率モデルおよびネットワーク科学を用いて,パスワードの使い回しの危険性を定量的に考察する.

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