情報処理学会 第81回全国大会講演要旨

一般的なスマートホーム環境における家電機器の自動化処理プログラムをサービスシナリオ(SS)と呼称する．SSの実行環境はユーザごとに異なるためユーザ自身がSSを記述する必要がある．本研究では，ユーザが簡単にSSを利用できる仕組みを提案する．まず，SS作成工数の削減のため，作成済のSSを共有する機能を提案する．この機能を利用することにより，異なる環境で作成されたSSでも条件を満たしていれば実行が可能となる．また，SSの作成過程において，同種類の機器を選択することが困難という課題がある．この課題の解決のために，直観的な機器選択を可能とする手法を提案する．以上の機能を実装し，提示した課題点が解決されていることを示す．