1V-02
確率的表現に基づく消失点の安定検出に関する研究
○舛本高紀(和歌山大),陳  謙(センスタイムジャパン),今井敏行(和歌山大)
画像から消失点の検出を行う新しい手法として「確率分布投票法による消失点の検出」が提案されている. この手法は, エッジ検出により抽出した点列から直線を求める際, 直線パラメータの不確実性をガウス分布で表現し, 画像平面上の点が直線にのる確率を推定した. そして, 累積確率による投票法を導入することで消失点の安定検出を図った. しかし, この手法は消失点を検出する際, 投票結果に基づいて消失点ごとに直線をクラスタリングしている. そのため, 別の消失点に属する直線が投票に影響を与えてしまうため, 誤検出を起こすことがある. 本研究では, 確率分布投票法を基に考察, 改善を行い, 安定した消失点検出手法の提案を行う.

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