1T-02
弾き直しに対応したピアノ練習支援のための模範演奏との比較可視化
○堀 松仁,Christoph M. Wilk,嵯峨山茂樹(明大)
本稿では、ピアノ練習時に演奏情報と教師演奏との比較を可視化して提示する練習支援システムについて報告する。ピアノ練習では、練習者が間違えた個所を何度も弾き直すことが想定される。従来の練習支援システムでは弾き直しはミス入力と判定されていたのに対し、我々が開発した自動伴奏システムEurydiceの楽譜追跡アルゴリズムにより弾き直しに対応した練習支援を可能にした。また、支援に必要な情報は練習段階によって異なるため、各段階で必要と想定される情報を提示するようにした。扱う情報は演奏ミス、テンポ、音量、アーティキュレーションの4種を提示し、練習者の演奏と模範演奏を比較することができる。

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