1S-08
海産養殖支援のための海水温予測アルゴリズムの提案
○奥野聖人,大塚孝信(名工大)
養殖業では異常水温による被害が問題となっている.しかし, 多くの研究がリモートセンシング等を利用した表層水温のみの予測であり, 表層以下数m地点で行われる解散養殖には適用できない. さらに, 現状の海水温予測は養殖業従業者の経験や勘を頼りに行われており, 斃死などの被害が数多く発生している.
養殖業の場合, 海産物は生簀や籠の中のような限られた場所で育成されるため, 水温の変化に自力で対応することができない. そのため, 養殖場内の海水温を予測し, 異常水温が予想される場合には事前に対応するといったことが養殖業では重要となる.
本研究では養殖場内の海水温を1日〜6日先まで予測するアルゴリズムを提案する.

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