1S-03
機械学習に基づく乳牛の動きと位置の情報を用いた分娩予測に関する研究
○大野佑介,秦野 亮,大和田勇人,西山裕之(東理大)
酪農家が抱える問題として、難産による分娩事故が挙げられる。これを避けるためには分娩中の牛を介助する必要がある。しかし現状では分娩がいつ始まるのか分からず、酪農家は乳牛を監視し続けなければならない。この問題を解決するため、本研究ではセンサーと機械学習の手法を用い、乳牛の分娩を予測する手法を提案する。乳牛に小型のセンサーを装着し、加速度データと位置情報を取得する。収集したデータを加工し、これらに機械学習の手法を用いることで乳牛の分娩状態を予測する。本研究では分娩直前である31頭の乳牛からデータを収集し、分娩状態の予測を行った。5分割交差検証を行った結果、56.79%の精度で予測できた。

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