1N-06
複合現実環境を用いた交通流シミュレーション環境の概要
○永尾雅俊,安藤崇央,藤井 遼,久住憲嗣,福田 晃(九大)
近年、ITSサービスの発展に伴い、その基盤システムが社会に与える影響を確認する重要性が高まっており、交通流シミュレータを用いた検証が盛んに行われている。そうした交通流シミュレータ環境開発の研究の中には視覚的な効果を考慮して仮想現実(VR)や複合現実(MR)を用いて実装を行っているものもあるが、交通流シミュレータ上のデータをVR/MRデバイスに反映させる際に、シミュレータとデバイスの依存関係について考慮されていない・シミュレーション実行中のVR/MR環境への反映が考慮されていないことなどが問題として挙げられる。本研究では、マイクロサービスアーキテクチャを適用して交通流シミュレータと複合現実環境を接続することで、相互の関係をできる限り疎な関係にし、シミュレーション実行中にVR/MR環境上への反映が随時行われる環境の開発を行っている。本稿では、現在開発中の複合現実環境を用いた交通流シミュレーション環境について、マイクロサービスアーキテクチャの適用法など含め概説を行う。

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