1L-03
マルチコアAnTにおけるAPとOSの処理分散効果
○小林優也,佐藤将也,谷口秀夫(岡山大)
プロセッサ内のコア数の増加に伴い,OSには高い並列性の実現が要求されている.マイクロカーネル構造OSでは,大半のOS機能をプロセス(OSサーバ)として実現している.このため,APプロセスを各コアに分散するかどうかに関係なく,OSサーバを各コアに分散させることでOS処理を分散できる.一方,モノリシックカーネル構造OSでは,APプロセスを各コアに分散できない場合,OS処理を分散できない.本稿では,マイクロカーネル構造OSであるAnTとモノリシックカーネル構造OSであるLinuxおよびFreeBSDにおいて,APとOSの分散形態による処理の分散性能を比較評価する.

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