1K-01
電力機器予防保全プラットフォームとその適用事例
○馬場昭宏(三菱)
電力の総需要が世界的に増加傾向にある一方で,電力機器の高経年化に起因する計画外の停止により想定外の運用コストが発生している.本問題に対し,機器運転データの遠隔監視や故障予測などの電力機器を効率的に運用するサービスが拡大している.
我々は,故障予測・劣化診断の精度向上および監視作業の大幅な機械化を目的に,故障/劣化診断や遠隔保守の自動化を実現するシステム技術として「電力機器予防保全プラットフォーム」(以下,本PF)を開発した.故障/劣化診断や遠隔保守のためのシステム開発の観点では,案件ごとの個別機能開発による開発期間の長期化や工数の増大が問題となる.本稿では,本PFによる故障/劣化診断システム開発の効率化について記載する.

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