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くずさらいなしの「クロンダイク」に関する一考察
○新谷敏朗(福山大)
「クロンダイク」は,スート別にエースからキングへの列を完成することが目標のトランプの一人遊びである.初期状態では場に長さ1から7までの列が7個あり,それぞれ天の札のみ表向きで,天でない場の札と山札はすべて裏向きでプレイする.山札のめくり方やくずさらいの回数などの規則によっていくつかの変形版がある.特にWindowsに付属しているものは,成功率が高くなるようにルールが変更されている.本報告では,最も成功率が低いと思われる「くずさらいなし」とした場合を扱う.結果としては成功可能性がやはり低いことが明らかになった.また,「くずさらい」を許す場合や人間がプレイする際の指針についても考察を行った.

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