1A-03
カラー画像を対象とした近似加算器を用いた画像先鋭化ハードウェアの評価
○請園智玲,福田結菜,佐藤寿倫(福岡大)
近似演算器は演算の誤差を許容する代わりに,回路の実装面積や遅延の縮小,低消費電力化を実現できる.ひとつのピクセル値に対する多少の演算誤差が,ディスプレイを通して人間の目から見た場合に知覚困難であることから,画像処理は演算誤差に対する許容性が高い.本研究はカラーイメージを入力とした画像鮮鋭化アルゴリズムを対象に,ASIC向けの専用ハードウェアを設計し,その画像処理演算の加算部に低消費電力化を目的とした動的精度可変の近似加算器を適用する.これにより,ユーザ側の利用状況により,消費電力と出力画像品質のトレードオフ関係を動的に設定することができる.

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