情報処理学会 第80回全国大会 会期:2018年3月13日~15日 会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス 情報処理学会 第80回全国大会 会期:2018年3月13日~15日 会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス
Society5.0実現のための情報技術 〜H30年度公募に向けて〜
日時:3月13日(火)9:30-12:00
会場:第4イベント会場(56号館 101)
【セッション概要】「超スマート社会」「Society5.0」は第5期科学技術基本計画で掲げられ,国の技術戦略の重要キーワードとなっている.本セッションではSociety5.0のイメージの明確化とその実現のための技術課題について,各界の第一人者が論じる.パネルセッションでは,JST未来社会創造事業「超スマート社会の実現」領域での取り組みとH30年度公募テーマの検討状況を紹介するとともに,Society5.0実現に向けた研究の今後の進め方や方向性,成果の社会実装における課題などについて広く論じる.
司会:前田 章 (科学技術振興機構 未来社会創造事業 運営統括)
【略歴】1981年 (株)日立製作所 システム開発研究所 入社.2005年 同社 システム開発研究所 所長.2013年 同社 情報・通信システム社 技師長.2017年 JST未来社会創造事業 運営統括. 計測自動制御学会会長,情報処理学会副会長などを歴任.工学博士.
9:30-9:50 趣旨説明 Society5.0実現のための情報技術 〜H30年度公募に向けて〜
9:50-10:20 論点提示(1) Society5.0を紐どく
原山 優子 (前 総合科学技術・イノベーション会議 議員)
【講演概要】CSTIで想定するSociety5.0実現イメージ,技術を含めた解決すべき課題,各省庁の取組状況など,国としての技術戦略の概要を紹介するとともに,特にIT分野の研究に対する期待を述べる.
【略歴】1996年にジュネーブ大学教育学博士課程修了,教育学博士取得.1997年には同大学経済学博士課程修了,経済学博士取得.1998年からジュネーブ大学経済学部助教授,2001年から経済産業研究所研究員を経て,2002年より東北大学大学院工学研究科教授に就任.科学技術イノベーション政策,産学連携,大学改革などに関する教育・研究に従事.2006年〜2008年に総合科学技術会議非常勤議員,2010年〜2012年は経済協力開発機構(OECD)の科学技術産業局次長を務め,2013年に総合科学技術・イノベーション会議常勤議員に就任.東北大学名誉教授.
 
10:20-10:35 論点提示(2) サービスプラットフォームに対する企業からの期待
谷 幹也 (日本電気株式会社 セキュリティ研究所 所長)
【講演概要】企業の立場からのSociety5.0の考え方,ビジネス的な発展可能性,アカデミアにおける研究開発への期待などを述べる.
【略歴】1988年京大数理工学科修士課程修了.同年NEC入社後,言語解析,自然言語インタフェース,電子図書館,著作権管理システムの研究開発に携わり,2005年よりセキュリティの研究統括,サービスのモデリング・評価技術研究統括を経て,2014年よりNEC全社の技術開発戦略策定に従事.2017年10月より,現職であるセキュリティ研究所所長就任.情報セキュリティ大学院大学連携教授.京都大学非常勤講師.
 
10:35-10:50 論点提示(3) 海外動向から見た日本の産学連携への期待
木村 康則 (株式会社富士通研究所 フェロー)
【講演概要】海外での関連動向を中心に,我が国の産官学連携における課題など,JST事業として進めていく上での課題を中心に論点を提示する.
【略歴】1981年東工大・修士・了.同年(株)富士通研究所入社.1984年〜1988年(財)新世代コンピュータ技術開発機構出向.2009年米国駐在.2011年〜2015年米国富士通研究所President&CEO.2015年帰国,富士通研究所フェロー.2017年科学技術振興機構上席フェロー.現在に至る.第五世代コンピュータ,並列化コンパイラ,システム性能評価,スーパコンピュータ,ヘルスケア,スマートエネルギー,オンライン教育等の研究開発に従事.その間,スタンフォード大学客員研究員,東京大学客員教授,九州大学客員教授等を歴任.オーム技術賞,情報処理学会業績賞受賞.博士(工学).
 
10:50-12:00 パネル討論 Society5.0実現のための情報技術 〜H30年度公募に向けて〜
【討論概要】(1)Society5.0の実現イメージと,そのために必要な技術課題とは何かを明確化する.特に情報技術の観点を中心とするが,制度などの社会実装上の課題,人材育成など広い視点から議論する.(2)現在,JST未来社会創造事業「超スマート社会の実現」領域で研究を推進している重点公募テーマ「多種・多様なコンポーネントを連携・協調させ,新たなサービスの創生を可能とするサービスプラットフォームの構築」(H30年度も継続公募予定)を(1)の観点から位置づけたときに,その妥当性・可能性・発展性などを議論する.(3)検討中のH30年新規公募テーマ案について,企画イベント参加者を含めて広く意見を収集する.
パネル司会:前田 章 (科学技術振興機構 未来社会創造事業 運営統括)
【略歴】1981年 (株)日立製作所 システム開発研究所 入社.2005年 同社 システム開発研究所 所長.2013年 同社 情報・通信システム社 技師長.2017年 JST未来社会創造事業 運営統括. 計測自動制御学会会長,情報処理学会副会長などを歴任.工学博士.
パネリスト:原山 優子 (前 総合科学技術・イノベーション会議 議員)
【略歴】1996年にジュネーブ大学教育学博士課程修了,教育学博士取得.1997年には同大学経済学博士課程修了,経済学博士取得.1998年からジュネーブ大学経済学部助教授,2001年から経済産業研究所研究員を経て,2002年より東北大学大学院工学研究科教授に就任.科学技術イノベーション政策,産学連携,大学改革などに関する教育・研究に従事.2006年〜2008年に総合科学技術会議非常勤議員,2010年〜2012年は経済協力開発機構(OECD)の科学技術産業局次長を務め,2013年に総合科学技術・イノベーション会議常勤議員に就任.東北大学名誉教授.
パネリスト:谷 幹也 (日本電気株式会社 セキュリティ研究所 所長)
【略歴】1988年 京都大学工学研究科数理工学修士卒業.1988年 日本電気(株)入社.言語解析,自然言語インタフェース,電子図書館,著作権管理システムの研究,セキュリティ研究の統括,サービスのモデリング・評価技術の研究統括を経て2014年より NEC全社の技術開発戦略の策定に従事.2016年 ビジネスイノベーション統括ユニット/技術イノベーション戦略本部 本部長.2017年 デジタル戦略本部を兼務.
パネリスト:木村 康則 (株式会社富士通研究所 フェロー)
【略歴】1981年東工大・修士・了.同年(株)富士通研究所入社.1984年〜1988年(財)新世代コンピュータ技術開発機構出向.2009年米国駐在.2011年〜2015年米国富士通研究所President&CEO.2015年帰国,富士通研究所フェロー.2017年科学技術振興機構上席フェロー.現在に至る.第五世代コンピュータ,並列化コンパイラ,システム性能評価,スーパコンピュータ,ヘルスケア,スマートエネルギー,オンライン教育等の研究開発に従事.その間,スタンフォード大学客員研究員,東京大学客員教授,九州大学客員教授等を歴任.オーム技術賞,情報処理学会業績賞受賞.博士(工学).
パネリスト:西尾 信彦 (立命館大学 情報理工学部 教授)
【略歴】1986年東京大学工学部計数工学科数理工学コース卒業.1988年同大学大学院理学系研究科情報学専攻修士課程修了.1992年同博士課程単位取得退学.2000年慶應義塾大学より博士(政策・メディア).1992年より(有)アクセス研究開発室(当時,現株式会社ACCESS),1993年より慶應義塾大学環境情報学部および政策・メディア研究科に勤務.2003年より立命館大学に勤務.現在,同大学情報理工学部教授.
パネリスト:田野 俊一 (電気通信大学 大学院情報理工学研究科 研究科長)
【略歴】1983年 東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学専攻修了.1994年 博士(工学)(東京工業大学)取得.1983〜1996年 (株)日立製作所システム開発研究所.1990〜1991年 カーネギーメロン大学客員研究員.1991〜1994年 国際ファジィ工学研究所.1996〜2002年 電気通信大学大学院情報システム学研究科助教授.2000〜2001年 マサチュセッツ工科大学客員科学者.2002年〜 電気通信大学 教授.