7ZF-08
ヒト視覚の暗順応特性を考慮した効率的な照明制御法の検討
○伊藤正晴,清水勇志,竹村 唯,岡野恵子,岡野俊行(早大)
ヒトの視覚は極めて幅広いダイナミックレンジを持つ。これは桿体と錐体という2種類の視細胞が異なる光感度をもち、さらにその感度が周囲の光環境に応じて刻々と変化することに起因する。我々は、比較的明るい環境から薄暗い環境に移動した際のヒト視覚の暗順応を利用し、被験者に光変化を知覚されにくい条件で、光量を減少させる光制御法の開発を目標に研究を実施した。暗順応に際しての視感度上昇を考慮した減光を施すことにより、照明による電力消費の削減も可能となり、同時に光による体内時計の撹乱も防ぐことが期待できる。今回、種々の減光パターンを用いて光照射実験を行い、アンケート・脳波等を用いて光変化の知覚を評価した。

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