7ZE-05
農地における通信機能付き自動撮影カメラを用いた野生動物適応型威嚇システム
○小笠原柚子,高木正則,山田敬三,佐々木淳(岩手県大)
近年,全国各地で野生動物による農作物被害が深刻化している.その対策とし
て電気柵などの動物撃退機器の設置やトレイルカメラでの監視などがある.しか
し,動物撃退機器は人間にも危険であることと,繰り返し使用することによって
野生動物が慣れてしまうという問題がある.また,トレイルカメラだけでは動物
の種類まで特定できず適切な対策ができない問題がある.そこで本研究では,通
信機能付き自動撮影カメラを用いて検知・通知される野生動物の画像をサーバ側
で自動解析し,検知された動物に適切な威嚇方法を選択できるシステムを提案す
る.本稿では,この考え方に基づいて開発したプロトタイプシステムについて述
べる.

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