7ZD-06
360°画像を用いた避難訓練支援システムの改良と評価
○山崎本務(東工大),畠山 久,永井正洋(首都大),室田真男(東工大)
近年、ICTを用いた疑似体験型避難訓練システムが提案されている。先行研究では、タブレット端末に震災による被害状況を表示し避難訓練学習を行った。しかし、大規模地震発生時の複合的な被災状況を再現できないという問題点があった。
そこで本研究では、大規模地震発生時に安全な避難行動を取るために周囲の状況を適切に判断することができる能力育成を目的とした。そのために、360°画像を用いて学習者の周囲に複合的な被災状況を擬似的に表示できるタブレット端末ベースのシステムを開発した。これにより、学習者は、自分の周りの複合的な状況を観察し、危険性を予測する訓練が可能となる。
本システムを活用して高等学校における避難訓練を実践し、効果の分析と評価を行った。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会