情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

本研究は、心肺蘇生法(以下CPR)の体験学習にエンターテイメント性を取り入れた。システムは、学習者の学習意欲にもとづいて、CPR時の加圧評価と姿勢評価を同時に行うことが可能である。本研究では、CPRの対象者の個別性の観点の分類によって、成人と乳幼児の圧力減少についてシステムを用いて比較検証した。結果、心肺蘇生時における圧力減少時の課題を発見した。課題の一つとして、本システムにおける、フォースプレートの機能を果たすWii Balance Boardに設置されたミニアン(マネキン)を加圧する際に、フォースプレートのセンサーに誤差が生じ、正確な圧力が導出されない問題を確認した。本研究では心肺蘇生学習時の圧力誤差問題を検討し、課題への対応を行った。