7ZD-02
動画教材におけるグラフィカルなサーマライゼーションの提案とその学習行動の実証的な研究
○高橋咲江,中村太戯留,上林憲行(東京工科大)
本研究では動画教材の要約をする際に図の要素と図の要素間の関係、文章の数を評価項目としたグラフィカルなサーマライゼーションの提案とその有効性についての検証を目的とする。実際の40人規模の授業で有意性を図る実験と文章要約との比較実験を行った。実験結果としては、グラフィカルなサーマライゼーションの評価結果と学習の総作業時間との相関があった。傾向としてグラフィカルな構成要素間の関係を示す数が増えた。以上の分析結果からグラフィカルでまとめる事は理解促進に対して有用な方法の1つと考えられ、学習者の自律的で能動的な学習を促進した可能性が示唆された。

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