7ZC-04
漢字構造の自動判別とそれを用いた漢字入力方式について
○金子隆佐,相田 仁(東大)
今日のコンピュータにおける日本語入力では、漢字は専らその読みを用いて入力されるが、特に日本語においては同音異字の多さにより単漢字や中韓等の固有名詞の入力に不便を感じることも少なくない。
漢字には一般に形・音・義の3要素があると言われ、筆者らはその中でも魅→鬼+未といった漢字の構造に基づく情報も利用可能な入力法の実現を目指しているが、既存の構造情報データベースは手動で作成されているため新漢字や創作漢字に迅速に対応できず、また複数の文字コードを参照しているため利用しづらいといった問題を抱えている。
筆者らは漢字のフォント画像からこの構造情報を自動で判別するシステムを開発し、それによってデータベースを構築した。
本発表ではそのシステムと漢字入力法への利用について報告する。

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