7ZA-06
対話環境に適した映像利用による分散遠隔存在感の表現
○河島健司,吉野 孝(和歌山大)
本来,遠隔コミュニケーションを行う際,会話をするという行為が基本にあり,
意識をして耳を傾けたり,話したりするため,1対2以上の遠隔コミュニケーシ
ョンを行うことは困難である.
本研究では,本当は目的の遠隔地に合わない姿であっても,映像を加工すること
により,相手の会話や,その環境に従事しているような印象をあたえ,同時に多
数の空間に存在することが成立できているように錯覚をさせる.さらに二人以上
に同時に話かけられたとき返事がないといったような違和感を与えないように,
同時に対話をすることができるかどうかの実験を行い,分散遠隔コミュニケーシ
ョンの基盤の確立をすることが目的である.

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