情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

観光はここ数年インターネットや本などで事前に得た情報を現地で確認するといったスタイルに変化しており、現地での新たな発見が難しい。そこで、事前の情報がないスポットを提案するときに、ユーザとの関係性を「なじみ」情報として提示することにより、そのスポットへの関心を誘発することを考えた。今回はユーザがシステムによって提示されたスポット情報として、スポットに関係する人物の出身地情報を併記することにより、ユーザ自身の出身地に関係する人物およびスポットへの「なじみ」感を惹起できるかどうかを、プロトタイプシステムを構築し、協力者による評価実験を行って、検証した。