7V-07
簡易なオープンデータを用いた鉄道路線内の移動需要推定手法
○根本晃輔,長谷部浩二,阿部洋丈,加藤和彦(筑波大)
交通システム各駅の近隣地で展開される多様な商業サービスにおいて、各時間の需要の変化を予測するためには、各事業者から公開されているデータを基に交通システム上の時間や地域ごとの移動需要の変化を予測する必要がある。
本研究では、鉄道の時刻表における各時間帯の列車の運行本数が、その時間帯における移動需要の大小に依存することに着目し、鉄道路線の時刻表と各駅の1日あたりの乗降人数を入力とし、各駅・各時間帯の各駅における乗車人数・降車人数を出力する、移動需要の推定手法を提案する。提案手法は、利用可能なデータが簡易なオープンデータに限られている場合でも移動需要を予測することを可能にする。
提案手法による推定値を、実際の乗車率などの公開情報と比較し、有用性を検証する。

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