7T-06
複数のシンクを設置する無線センサネットワークにおける二次電池の発電効率を考慮した通信経路構築について
○武井瑞月,神崎映光(島根大)
本稿では,データを集約管理するシンクが複数設置され,センサノードに二次電池が搭載された無線センサネットワークにおいて,データを長期に渡って収集可能とする通信経路構築手法を提案する.提案手法では,シンクにデータを収集する際,各ノードが自身の残余電力および二次電池による最近の発電効率に関する情報を付与したパケットを送信する.このパケットを傍受することにより,各ノードは,全隣接ノードの残余電力および発電効率を把握する.各ノードは,この情報に基づき,次回のデータ収集において,収集後の残余電力が極端に小さくなるノードが発生しないよう,自身のデータを転送する隣接ノードを選択する.さらに本稿では,シミュレーション実験により,提案手法の有用性を評価する.

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