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用法に着目した文中の絵文字の意味推定
○高本健太,町田 翔,延澤志保(東京都市大)
本稿では,文中で何らかの意味を持つことがある絵文字を,文章を構成する要素としてテキスト解析結果に反映できるようにするために,絵文字の意味を推定する手法を提案する.
提案手法は,単語を装飾している装飾的絵文字と,単語の代わりとして使われている意味的絵文字に着目している.装飾的絵文字の意味は,装飾している単語と同じであるという点に着目し,同じ絵文字を使っている複数の文から絵文字の意味の候補を求める.また,それぞれの意味で絵文字が使われている時に,同時に使われている周辺の単語を元に,意味毎の特徴を求める.これを用いて,文章の内容に適した意味的絵文字の意味を候補の中から選択することによって絵文字の意味を推定する.

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