情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

科学技術計算や画像処理などにGPUやSIMD演算器などのアクセラレータが広く利用されている。
これらを有効活用するには対象アクセラレータの知識が不可欠であり、特殊なプログラム実装技術が要求される。
一方、筆者等は高性能・高ソフトウェア生産性のアクセラレータ付きマルチコア環境を構築するため、OSCARベクトルマルチコアアーキテクチャとOSCARコンパイラを開発している。
本稿では、このコンパイル環境について述べる。
さらに、本コンパイルフローで並列化したNAS Parallel BenchmarkをFPGA上のマルチコアエミュレータで評価した結果を述べる。