7D-03
スマートフォンの位置情報を用いた実践的な滞留・移動推定手法の評価
○川西 直,長谷川晃朗(ATR),田近亜蘭,古川壽亮(京大)
筆者らはこれまでに,ユーザがどこかに滞留しているか,あるいは移動しているかを,スマートフォンで省電力に取得可能な位置情報のみを用いて推定する手法の検討を進めてきた.しかしながら,同手法ではスマートフォンのWi-FiやBluetoothをオンにした状態で取得可能な位置情報を前提としていたが,オフにしている場合には取得可能な位置情報の精度や頻度が大きく変わるため,同手法による推定精度が悪くなることがわかった.本稿では,Wi-FiやBluetoothをオフにしている場合の推定精度を改善する手法について,オンにしたスマートフォンとオフにしたスマートフォンを一緒に携帯して取得したデータで評価した結果などについて述べる.

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