7D-01
通信用光ファイバーを用いた石英ガラスのデジタルファブリケーションにおけるブリッジ性の評価
○西本 寛,内田直樹,川原圭博(東大)
本研究の目的は,熱溶解積層方式の3Dプリンタで広く用いられている樹脂素材に代わる化学的・機械的耐久性の高い素材として,石英ガラスを用いた立体構造物を造形するデジタルファブリケーションを実現することである.本研究では,比較的安価で安定して的に入手可能な通信用光ファイバーを材料とし,炭酸レーザーを用いて溶着・積層する方式を用いる.溶融した石英ガラスを用いて立体構造を造形する際,複雑な形状の造形には隙間を作ることが課題となる.本稿では,溶融した石英ガラスを空冷し空中での形状を保つことで,サポート材を用いずに隙間を作成する手法を提案する.本手法により,石英ガラスの立体構造物造形において,従来より複雑な構造物を作成可能となる.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会