7B-06
読み書き行為の時間的・手順的な共起に基づく自然言語処理の提案
○山口 琢(無所属),大場みち子(はこだて未来大),藤原 亮(函館高専),高橋慈子(ハーティネス),小林龍生(スコレックス)
本稿では、テキストに対する読み書き行為に基づく自然言語処理を提案する。文章を読んだり書いたりするとき、人は必ずしも最初から順にアクセスせず、かといってランダムにアクセスするのでもない。この順序の傾向は、読み手・書き手にとっての文章単位間の意味的な関係によって、生まれると考えられる。電子書籍、ワープロといったICTアプリによる読み書きでは、アプリを工夫することでこれらの傾向を強調できる。本稿では、読み書き操作の時間的・手順的な共起によって傾向を表現する分析手法を、実例をあげて論じる。

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