7B-05
新語の獲得に対応した概念ベースの構築
○三品賢一,土屋誠司,渡部広一(同志社大)
会話ロボットに必要な能力として,会話から様々な事柄を連想する能力が挙げられる.連想技術に有用な資源として概念ベースがある.従来の概念ベースの構築方式では,形態素解析器が新語を検出できないために,新語を概念として扱うことができなかった.実用的な連想技術を実現するためには,新語の概念を扱える必要がある.そこで本稿では,単語分かち書き辞書mecab-ipadic-NEologdを用いた形態素解析を導入し,概念価値に基づく重みづけを用いた概念ベース構築方式を提案する.これにより,日々生まれる新語を概念ベースに取り込むことが容易になる.性能評価のため,本稿では従来研究で用いられた百科事典からの新語の概念化を行う.

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