6ZA-03
メダカ時計 -非機械的な印象を与える表示装置-
○蟻浪 卓,鈴木 優(宮城大)
従来の表示装置により情報を提示する場合、それを受け取るユーザに機械的な、ひいては複雑そうな印象を与えてしまう可能性がある。本研究では、非機械的な印象を与える表示装置を実現するため、機械による情報の提示をペットとのコミュニケーションに見せかけるという手法を提案した。その実践として「メダカ時計」を開発し、実現可能性を示した。メダカ時計は、生きたメダカを要素として取り入れた表示装置である。ユーザが「今何時」と尋ねたときに、水槽中のメダカが現在の時刻を示す位置へと移動するようになっている。メダカには流れに逆らおうと泳ぐ性質があるため、本装置では映像による擬似的な水流を作り、メダカの位置の誘導を行っている。

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