情報処理学会 第80回全国大会講演要旨

従来の情報漏洩防止システムでは、情報が外部に出る前に情報漏洩を防止している。しかし、情報漏洩の数が減らないのが現状である。情報漏洩の原因として、外部の人間による新たな攻撃、ウイルス等や内部の人間による誤送信や管理ミス等がある。内部の人間による情報漏洩は、人間的なミスである為情報漏洩の対策をしても完全に防ぐことは困難である。そこで、本研究では情報が外部に出た後に情報漏洩を防止する方法を考えた。自己消去プログラムとは、自分のパソコンの場合は、機密情報を編集することができ、自分以外のパソコンの場合は、機密情報自体を消去することによって情報漏洩を防止するプログラムである。