6W-03
例外処理機構を用いてStack-based Buffer Overflow攻撃を緩和するプログラムローダの提案と実装
○金 雨淵,近藤秀太,渡辺亮平,菅原捷汰,横山雅展,中村慈愛,齋藤孝道(明大)
メモリ破壊脆弱性の一つにStack-Based Buffer Overflow(以下SBoFという)がある.この脆弱性を悪用するSBoF攻撃は,プログラムの流れを任意に変更し,管理者権限を獲得できるなどの恐れがある.我々の先行研究でプログラムローダを用いた関数置換によりSBoF攻撃を緩和する手法を提案し,実装した.しかし,フレームポインタを使用しないスタックフレームが存在する場合,スタックフレームを遡ることが困難であるという問題があった.そこで,本論文では,先行研究の改善として,置換した代替関数内で例外処理機構を用いてSBoF攻撃を緩和する手法の提案と,実装をする.

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