6V-08
移動体の電波強度を利用した歩行者の位置推定精度向上手法
○西牧佑哉,森田健太郎,佐藤健哉(同志社大)
現在,屋外の歩行者の位置推定手法としてGPSが最もよく利用されており,その位置推定精度は数メートルから数十メートルである.GPSの問題点として,都心部では,マルチパスの影響により位置推定誤差がさらに増大するということが挙げられる.そこで,本研究では,車両からの受信信号強度(Received Signal Strength Indicationor:RSSI)とビーコンからのRSSIを利用して歩行者の位置推定精度を向上させる手法を提案する.カルマンフィルタを用いてRSSIのフィルタリングを行い,また,歩車間の距離を推定するために用いる経路損失指数を車車間通信により算出することで,歩行者周辺の電波環境に動的に対応し,位置推定精度を向上させる.

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