6U-07
ファイルサイズとアクセス頻度を用いたプログラム実行環境の移行手法
○黒木勇作,大西史洋,横山和俊(高知工科大),谷口秀夫(岡山大)
広域分散システムでは、効率的利用の為システムで用いられる計算機の配置を見直すことが多い。この再配置の際に実行環境のマイグレーションを行う必要があるが、現在用いられる仮想マシンごと移送させる手法は時間効率が悪く改善が求められる。そこで我々はファイルの更新期待値を用いたマイグレーション方式を提案している。この方式では、マイグレーションを可能な限りシステムが動作したまま行う。そのため、移送後に更新があった場合再送が必要となるが、システムの停止時間を保証した上で、既存手法よりも抑えることができる。当論文では再送状況とファイルのサイズ、アクセス頻度を利用して算出した期待値をファイルに設定し、その値によって転送順序を決定する手法を提案する。

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