6S-03
無線LANを用いた干渉測位における位置推定誤差分布に関する一検討
○武者大樹,藤井雅弘(宇都宮大)
本稿では,無線LAN を用いて,GPS の干渉測位技術を元にした新しい位置推定手法を提案する.
GPSの干渉測位では,位置推定の際に衛星局だけでなく基準局が必要となる.
しかし,提案手法ではアクセスポイントが衛星局と基準局の両方の役割を担うため,基準局の設置は不要である.
GPSと同様,一重,二重位相差を計算することで送受信局における時計誤差を相殺可能であるため,時計誤差に依存しない高精度な位置推定が可能である.
本稿では,遮蔽物が無い環境を想定した場合における数値計算結果をヒートマップを用いて可視化した結果,部屋の中央に対して,部屋の端の方が誤差が大きいことが明らかとなった.

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