6S-02
MANETにおける省電力トポロジーコントロール
○今泉圭一,原山美知子(岐阜大)
MANETは,災害時などでの利用が期待されている自立分散型ネットワークであるが,端末の消費電力が大きく,バッテリー容量に制限がある.そのため,MANET通信の省電力化に関する研究が行われている.林らは配送率向上を目指して適正次数に基づく送受信電力制御を提案している.そこで本研究では,林らが提案した適正次数制御によるトポロジーコントロールにエネルギー残量に基づいた送信電力の上限設定を組み込み,省電力化を試みた.ここでは,提案方式およびそれによる省電力化の効果をシミュレーション実験により示した.今後は通信時の遅延やホップ数を最適化する制御方式を検討していく.

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